日本の外国人入国緩和は韓国にどのような影響を及ぼすか

コロナ関連

日本は2022年6月にこれまで1日に1万人の入国制限を2万人に緩和しました。このことでこれまで以上の外国人観光客の入国が期待されます。コロナ禍以前の日本に訪れる観光客は中国や韓国、台湾など近隣諸国の人たちが多くを占めていました。ところがコロナ禍においてこれらの国は、外国人の入出国禁止や国内においては厳しい行動制限を実施してきました。日本が外国人の入国制限を緩和しても、それらの国の人たちは日本に行くことはできません。その中でも韓国は2020年にいち早く外国人の入国を禁止して、国内においても厳しい行動制限を行うことでコロナウイルス蔓延を防止してきました。そのような中、韓国は2022年6月1日から外国人に観光ビザの発給を始めました。観光ビザ発給することで、日本の韓国大使館には予想を上回る人たちが押し寄せて受付を途中で打ち切るくらいの人気です。しかし、同じ日に規制緩和をした日本には韓国人は出国の規制が緩和されていないため日本に訪れることはできません。

では、韓国は日本が規制緩和することによってどのような影響を及ぼすのでしょうか。

韓国人が日本へ観光に行けることのメリット

コロナ禍以前に両国の関係が悪化するまでは韓国人の最も人気の海外旅行先が日本でした。韓国人にとって日本は美しい国という思いがあります。今後韓国で規制緩和されて海外旅が自由に行けるようにならば再び人気の国になるのではないでしょうか。韓国人が自由に海外に行けるようになった時に影響があるのは観光客だけでなく、観光関連の業種にも影響があります。中でも、最も影響があるのは航空会社ではないでしょうか。韓国は国土が狭いため国内線だけでは収益に結びつきません。日本との往来が復活すれば路線が多いため、多くの観光客が利用することが考えられます。

もう一つは旅行会社です。個人旅行で直接航空会社やホテルを予約することが増えたと言っても多くの人は旅行会社を利用します。このように、日本が入国規制を緩和することによって韓国では観光客のみではなく、航空会社や旅行会社などコロナ禍によって業績が著しく後退していた産業が息を吹き返すことになると考えられます。

 

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