外国で長期滞在をする場合にはどこの国でもビザが必要です。ビザとは滞在する国が発行する滞在許可で、期間が区切られておりその期間が過ぎるとオーバーステイとなり処罰対象になります。ビザの種類は国ごとに異なり滞在できる期間も同様に国ごとに違います。日本のパスポートはシンガポールとともに世界でもビザなしで入国できる国が多いので、日本人にビザといっても現地で働く人のように長期滞在以外は取得したことが殆どではないでしょうか。韓国にももちろんビザがあり日本からは90日までの短期滞在の場合は必要ありませんが、長期滞在する場合は目的に応じたビザの取得が必要です。その中でも韓国に永住したいと考えている方がいるかも知れませんが、韓国で永住することができるのでしょうか。
韓国での永住
日本から韓国へ訪れた場合には90日まではビザは必要ありません。その日数を越えた時にはビザが必要です。主なビザの種類は留学、ワーキングホリデー、各種指導員、駐在及び会社経営、結婚移民などです。韓国にはフィリピンやタイのようにリタイアした人が暮らすビザの制度がありません。この中で韓国に永住するために当てはまるのが会社経営や結婚になります。つまり韓国に永住するのであれば仕事を続けるか、韓国人と結婚するかの選択になります。さらに、韓国人との結婚で取得できる結婚移民ビザは韓国滞在が2年を超えると永住ビザの申請ができます。このビザには韓国語のテストを受けなければならない場合があるので、韓国語の勉強は必須です。
このように日本人が韓国に永住する選択肢はありますが、永住権と市民権は異なります。永住権はあくまで外国人が滞在することを許可するという意味で、韓国で選挙権などが与えられるものではありません。また、外国人として韓国で暮らすことになるので韓国人と同等に暮らせるわけではなく外国人としての制限もあるということは覚えておいた方がよさそうです。
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