日本と歴史的な関係が深い韓国。最近は若者を中心に様々なポップカルチャーで人気を博していて注目を集めています。今回は韓国国内の文化や風習を照らし合わせながら韓国の宗教事情について見ていきます。
韓国の宗教 概要
データにより数値はまちまちですが、憲法により信仰の自由が認められている韓国は、無宗教の人口が46.7%であり、国民の約半数以上が何らかの宗教を信仰しています。大まかに見てみると、一番人口が多い宗教はカトリック10.9%、プロテスタント18.3%のキリスト教、二番目は仏教22.8%、続いて儒教、その他の宗教が各1%未満という構成です。
たくさんの寺院や教会が観光名所として有名である韓国は、仏教系・キリスト系の新聞社やテレビ局も多くあり、各宗教の行事が近づくと街はだんだん賑わいを見せるということから宗教は韓国国民にとって非常に身近な存在と言えるでしょう。
韓国における儒教の現在
韓国では古来中国から伝来した儒教の印象が強いという人もいるかもしれません。しかしながら統計のデータ上、儒教を信仰する人の数は少なめです。韓国は中国と同じように、親や先生、目上の人を敬うのが常識、女性は目上の人の前ではタバコを吸わない、などといった細かいマナーがあったり、王室では現代でも儒教思想に基づく行事があったりということから、儒教は約5000年前から続く習慣としてとらえている人が多いようです。
韓国の宗教に由来する祝日
キリスト教信者と仏教信者が両者とも多く存在している韓国では、キリスト生誕のクリスマスと仏教の始祖である釈迦の生誕日が両方とも祝日に指定されています。これは日本と大きく異なるポイントでしょう。反対に儒教の感謝を伝える日として重要とされる「先生の日」(5月15日)は国民の休日に指定されていません。これは韓国で儒教が「宗教」というよりも「伝統的な生活習慣」として認識されていることが表れています。
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