韓国はコロナ禍において諸外国と比べて、水際対策が功を奏してウイルス感染の拡大は最小限に抑えられ、韓国国内の状況が安定して業況の上昇が期待された旅行業界ですがデルタ型変異ウイルスの世界的な感染拡大で、再びうなだれています。
主要な航空会社は再び人員削減を始めたところもあり、ホテル業界なども同様な状況です。
観光の観光地の状況
新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年と比べて90％に落ち込んだホテルの予約率は直近では30％ほどに回復しましたが、この程度の回復では足りないというのが業界の訴えで、海外旅行が始動しない限り観光業界の復活は難しいとの考えです。
コロナ禍以前には観光客で賑わっていたソウルの明洞や仁寺洞、さらに済州島などは人もまばらでこれ以上持ちこたえる余力が多くない観光業界は政府に対する支援を要求する声を上げています。
主な内容としては現在実施されている団体観光客に対して5人以上の集合禁止の例外、雇用支援金支給期間の1年延長、ホテル業に対する財源免除などです。このほかコロナ感染防疫措置が優秀な国とのトラベルバブルの適応対象を海外旅行者の70％以上を占める個人旅行客にも行動確認アプリ等を活用して、安全が確認で煮るのであれば対象とするなどの意見も出されています。
その中で最も懸念されるのは、韓国国内でコロナ感染が終息して、トラベルバブルなどの措置が施されたとしても、海外の国も同様にコロナ感染が終息しない限り海外観光出入者が増えにくいという点です。
コロナ終息後の韓国観光産業に向けて
今後の韓国観光業については、世界中にワクチンの普及が進み海外への出入規制が緩和されることで韓国の観光産業の持ち直すのではという期待感がありますが、一方ではデルタ変異株の広がりにより海外旅行の活性化がずれ込む考えもあり、コロナ感染がほぼ終息したとしても2019年の水準に戻るのは2023年ころになる見通しと言われています。
このような環境の中ではトラブルも起こりやすいのですが、そのような場合には長年現地で調査活動を続けて来た弊社にご相談ください。
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