韓国人の上司と部下の関係は、現在の日本とは異なり仕事だけではなくプライベートにも及びます。これは韓国社会の家族主義的な慣習を引き継ぐもので、同じ会社同士だけでなく取引先との関係にもそのような傾向があります。
日本では現在その傾向はなくなりつつありますが、仕事だけではなく、終業後の上司との飲み会などがその例です。韓国でも若い世代は日本と同様に少なくなっていますが、日本と比べるとまだその慣習は多く残っています。
仕事上の韓国の上司と部下の関係
一方韓国の職場での仕事の進め方は、儒教の考えに基づき、1日でも早く生まれた者が先輩として慕われ、尊敬されます。上司と部下がこの関係で、部下は上司に絶対服従が原則です。たとえ上司が理不尽な命令をしても部下は上司の命令通りに仕事を遂行して、上司に意見を言うことはめったにありません。さらに、会社内においては上司の名前を呼ぶときに日本語では様に相当する言葉を役職の後につける傾向があります。日本の企業ではありえないことですが韓国では一般的です。
終業後の飲み会
すでにご紹介しました通り、韓国では仕事が終わった後に飲み会や食事会が頻繁に行われます。この時部下はよほどの事情がない限り断ることはありません。この時には上司が一人で喋ることが多く部下はほとんどが聞き役になります。この飲み会は一次会だけでなく二次会三次会まで続くことも多く、お開きになるのは午前0時ということもあります。
また、韓国には日本のように割り勘という習慣がないので、飲み会の費用は上司が支払う場合が多いので、大人数の時には上司の出費は大変です。
このように、韓国では上司の言うことは絶対であり、部下は意見を言うことは出来ません。しかも、仕事が終わった後まで飲み会などまで付き合わされることは欧米諸国では絶対にありえないことです。欧米の会社では上司であろうが、自分の意見を持たない部下は評価されません。これは韓国独自の文化と言えます。
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