コロナ禍のソウルの夜の店の夜逃げ

 

新型コロナウイルスが世界中に蔓延して、その影響は韓国にも及び韓国の街は日中だけでなくそれまで賑わっていた繁華街から夜の賑わいが消えてしまいました。その中でも最も被害が大きいのは、首都ソウルの夜の街です。ソウルは釜山とともに現地の人だけでなく、外国人の観光客やビジネスで訪れる街です。その中でもソウルの明洞は、たくさんの現地の人や外国人が夜の店に訪れていました。

ところが、コロナ禍ウイルスが蔓延したことによって、外国人が夜の店に来なくなったばかりか、韓国政府の規制によって店の営業も出来なくなり現地の人も訪れることはなくなりました。そのような中で、ソウルの夜の街ではお店を維持することができずに夜逃げをする店が出てきています。

ソウルの夜の街の現状

これまで現地の韓国人や外国人客で賑わっていたソウルの夜の街は、コロナウイルスの蔓延とともに人が全くいなくなり、いつ店の再開ができてお客が戻ってくるのも分からない状況の中で店を売るところも多くありましたが、この状況の中で新たに店を買おうとするところなどありません。お店を持ったままではコストがかかるばかりなので、店舗を賃貸しているところのほとんどは解約をして閉店しています。しかし、資金に余裕のないお店は賃貸料も払うことができず、夜逃げをするところも増えて賃貸料が入らないビルなどのオーナーとしても資金繰りに苦しんでいます。

その中で、2022年に入り韓国ではこれまでの規制を緩和して夜の街には人が集まりだしてきました。さらに、6月からは観光ビザは必要なものの、外国人観光客の受け入れを開始しましたことでこれから先の明るさは見えてきました。しかし、現地の人や外国人が安心して夜の街に出かけるのはまだ先で、解約や夜逃げなどで一度は火が消えてしまったソウルの夜の街が復活するのはまだこれからと言えます。

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