釜山共同経営者調査事例

調査事例

昨今の日韓関係は冷え込むばかりですが、政治・外交上の冷え込みと異なり、冷静な関係を築いていると見られていたビジネス関係にもかなりの影響が出ています。

ただ、政治・外交上の問題がある国であっても、儲けるチャンスがあると見込んだら、その国に投資する投資家も多く、日本人投資家J氏も数多くの外国で投資をしてきました。

今回調査のご依頼をされたJさんは、3年前に韓国のビジネス視察ツアーに参加し、訪れた釜山で投資の話を持ちかけられました。

 

展示会で声をかけられる

Jさんはこれまでも、何度も韓国に足を運んだ事があり、釜山訪問も初めてではありませんでした。ビジネス視察ツアーの一環で、韓国最大の水産専門の展示会である釜山国際 水産貿易・エキスポを訪れた際、会場内で一人の韓国人男性Kに声をかけられました。

Kは日本語が堪能であり、渡された名刺上では、エキスポに出展している水産加工会社の営業部長という肩書でした。氏から、会社のプロジェクトの一環でホテル事業の案が出ており、出資・共同経営経営者を募っている為、話を聞いて欲しいと言われました。後日釜山のホテルでK氏と会い、事業計画の詳細について説明を受けました。

虚偽の肩書

事業計画の内容は、至極真っ当であり、出資希望額も1000万円程度で、特に疑わしき点は感じられなかった為、J氏は出資を決め、日本に帰国後、指定された口座に送金しました。しかし、送金後にK氏と全く連絡が取れなくなり、解決策が見いだせないJ氏は、弊社に調査を依頼されたという流れです。

Kが所属しているとされる会社に問い合わせたところ、かつてKは社員であったが、ある理由で解雇となり、今は全く関係がないとの回答でした。

その後調査を進め、弊社と協力関係にある韓国人弁護士のネットワークを使い、Kの居場所を突き止め、交渉をした結果、出資金の回収に成功しました。

韓国では詐欺事件も多いですが、トラブルに巻き込まれた際は、弊社に是非ご相談ください。

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