日本の急激な円安は日本企業の業績悪化や国内の物価の上昇だけでなく、外国の産業にも影響を及ぼすことが予想されます。その中でも隣国である韓国の観光産業には大きな影響が出るのではないでしょうか。韓国は日本人にとり人気の旅行先で、毎年たくさんの日本人旅行者が韓国を訪れていました。2020年以降はコロナ禍の影響で韓国の外国人の入国制限などにより激減していますが、徐々に規制が緩和されて入国が再開された時には多くの日本人も韓国に訪れることが期待されました。ところが、急激な円安により日本人観光客が韓国を訪れる機会が減少することが予想されます。
観光産業の中で大きく業績の減少が予想される業界
韓国の観光産業の中は全て同じように業績が減少するのではなく、業界によっては大きく異なることが考えられます。旅行費用は現地までの交通費、宿泊費、現地の交通費、観光費、食費、買い物費用などに分けられます。この中で、旅行費用の比率が高いのが現地までの交通費と宿泊代です。交通手段としては飛行機になりますが、韓国と日本の間は約2時間と短時間のため、これまで日本や韓国のキャリア航空会社を利用していた観光客が料金の安いLCCを利用することが予想されるためLCCの利用は増えてもキャリア航空会社の利用が減る可能性があります。さらに、宿泊先については、これまでの高級ホテルから料金の安いホテルなどに変わるのではないでしょうか。
次に業績が悪化すると考えられるのは、土産品などの販売店が挙げられます。日本人韓国客は現地で使える金額が減るため、交通費とともにお土産代が減少するのではないでしょうか。
一方、観光施設は観光客の減少以上には減らないと予想されます。旅行の目的の多くは観光のため観光スポットを少なくすることはないため、円安による減収はそれほど多くないと考えられます。
このように、韓国には日本からの旅行者が多く、円安の影響は韓国の観光産業の中でも料金を削りやすい業種などに大きな影響が出ることが考えられます。
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