韓国に住む日本人への円安の影響

2022年に入り急激な円安の影響で、日本では輸入品の価格が上がり物価上昇の悪影響を受けて日常生活を苦しくしています。これは日本とアメリカの金利政策が大きく影響している一方で、輸出企業は円安の影響を受けてこれまででは最大の利益を出しています。海外諸国の金融引き締めに対して、日本は日本銀行が頑なに金融緩和を続けるためどちらかが方針変更をしない限り円安は解消されないでしょう。このように日本は円安の影響を受けていますが、韓国で暮らす日本人にはどのような影響があるのでしょうか。

円安韓国ウォン高の影響

日本国内の円安による影響は輸入品の価格上昇が主ですが、韓国で暮らす日本人には為替と韓国内の物価上昇の2つの影響を受けます。韓国で暮らす日本人の多くは日本企業の駐在員で、企業からは円で給料が支給されて韓国ウォンに両替した金額が現地で受け取る給料です。今回のように大幅な円安になると受け取る金額が10%以上も減ります。
さらに、ウクライナ紛争の影響で穀物やエネルギー価格が上がり、韓国では物価上昇につながっています。このように韓国で暮らす日本人は為替と物価上昇と両方の影響を受けるため日本で暮らす人たち以上に生活が苦しくなっています。その中で発展途上のアジア諸国は物価と賃金とも上昇していますが、日本は20年以上も給料や物価がそのままでこれまでは日本よりも韓国の暮らしの方が楽でしたが、今では逆で生活が厳しくなっています。

今後の韓国での日本人の暮らし

このように、今後の為替の影響は日本の為替政策で大きく変わることが考えられますが、このまま日本の方針が変わらなければこのまま円安が続くことも予想できます。この影響は海外で暮らす日本人の生活に大きな影響を受けるため何らかの援助が必要ですが、日本政府は海外で暮らす日本人への援助には消極的です。さらに、海外に進出した企業の撤退などが加速することも考えられます。

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