韓国のコロナワクチン接種状況は、2021年6月30日現在で1次接種者が人口の30%、2次接種者が9.5%になっています。
ワクチンの接種は5月から徐々に増えており現在までで1回目と2回目を累計しますと100人当たり37.78回となり日本の36.57回とほぼ同じ回数です。
また、ワクチン接種予約者の当日予約キャンセルなどで余った分をアプリで当日予約できる運用も開始しました。予約は余剰ワクチンがある場合アプリでワクチン数を地図上に表示して、希望者は最寄りの医療機関で接種できる仕組みで、早期に接種者を増やすことが狙いです。
韓国のワクチン接種予約
韓国は日本と同様にワクチン接種が遅れていますが、ワクチンがあっても予約が進まない日本とは異なり、韓国の場合はワクチンの確保に課題を残しながらも接種の予約は一気に進んでいます。
接種は年齢別に5月6日から予約日が設けられ、韓国人と一定の基準を満たした外国人が対象で、アプリと電話を使った予約には約900万人が殺到しましたが混乱はありませんでした。今後は当初手配の遅れを批判されていた韓国政府がどれだけ早くワクチンを確保できるのかが課題になります。
韓国の今後のワクチン接種の見通し
韓国の財閥企業のサムスングループ企業が、アメリカの製薬会社のコロナワクチンの国内委託生産を協議中との発表があり、早ければ8月中に量産体制に入ると述べています。この委託生産が実現すれば年間の生産量は10億回分(5億人分)となり、自国のみでなくアジア諸国などへの供給も可能になり政府のワクチン需要にはずみがつく見通しです。
残された課題は、委託生産されたワクチンが韓国国内でどの程度の物量を確保できるのかなどを協議する必要があります。
このように、ワクチン接種の加速化は韓国経済の立て直しには必須な条件で、一日でも早いワクチンの生産体制の確立と接種が韓国では待たれます。
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