2022年3月の半ばになり日本では20年来と言われる急激な円安になっています。この円安は、輸出大国と言われてきた日本の輸出企業には有利になりますが、あまりにも急激な円安の影響で輸入品価格の上昇など国内に販売する企業と人々の生活は厳しくなっています。
この円安は日本国内のみでなく、隣国の韓国の企業にも影響を及ぼしています。では、円安が韓国企業に及ぼす影響とはどのようなものがあるのでしょうか。
日本と輸出製品が競合する韓国企業
韓国は日本以上の輸出大国で、日本とはたくさんの製品が競合します。主な製品としては機械や自動車、電機などです。日本との直接の取引は、両国間の関係が悪化したため減少していてそれ程の影響はありませんが、日本との販売の競争が激しい東南アジアなどの国への輸出ではこれだけの円安になると日本との競争が厳しくなります。その中でも、輸出製品のメインになるテレビや冷蔵庫などの家電製品、自動車などには韓国企業の販売に影響が出ることが考えられます。
円安になれば韓国企業が有利になりそうですが、輸出のほとんどはドル建てで取引されるので、これまでと同じ金額で販売された場合には円安の方が日本企業の受け取る利益が増えるため、日本企業の収益増となります。同じ価格で販売できればディスカウントも可能になるため、日本と競合する韓国企業は厳しくなります。
このように、急激に進んだ円安が韓国企業に及ぼす影響は、両国間で直接関係することはそれ程なくても販売先の国のシェアには大きく影響することが予想されます。この円安が長引くほど円安が終わった後にはシェアを奪われてしまうこともあるので、韓国企業には影響がでる可能性があります。
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