中国の韓国へのビザ発給停止の波紋

中国は2023年1月8日にこれまでのゼロ「コロナ政策を撤廃して国内外への移動がほぼ自由にできるようになりました。そのため、中国からはたくさんの国に出かける予定が組まれています。しかし、これは中国人が訪問を希望しても相手国が入国条件を付ける場合があります。その国の一つが韓国です。韓国は日本とともにコロナウイルスが蔓延している中国から渡航者によって韓国内で蔓延するのを警戒して中国からの渡航者の観光ビザの発給を停止しました。
このことが影響して1日で中国と韓国の関係が悪化しました。

中国の韓国に対する対抗措置

韓国は中国人のビザ発給を制限する前は、中国からの救国者の約3/1が検査で陽性に判定されていたと言います。とこ度が中国側は科学的根拠がない判定に抗議する形で韓国に対して対抗措置を施しました。韓国の措置は十分科学的根拠に基づくもので中国はいつものように自国の都合のよい理屈を述べるだけです。
中国は1月10日から中国を訪れる韓国人への短期ビザの発給を停止する発表をしました。
これは明らかに報復以外の何物でもありません。それは、中国が韓国と同じようにビザを発給停止した国は中国人の入国制限を設けた日本で、何も入国制限を設けていない東南アジア諸国についてはビザ発給停止の措置を講じた国は一つもありません。
このように中国が他の国に対してのやり方は日常茶飯事で、自国に不利益になることは認めないという国の方針なのでしょう。

今後の中国と韓国の関係

中国は一度このような対抗措置を取った以上中国特有の「メンツ」があるため韓国が入国制限を緩めない以上ビザの発給停止が続くと考えられます。また、韓国側は自国内にコロナウイルスが蔓延することを防ぐために制限を設けただけですので、中国のコロナウイルス感染が落ち着けば入国制限を緩めるでしょうし、その時に中国がビザ発給を再開するのではないでしょうか。

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