これまで韓国は順調にGDPを伸ばし続けて、現在でもその状況は同じです。これは韓国に限らずアジア諸国も同じです。発展途上国が発展していくには物価や所得が増えていくのは当然のことで、今や韓国は発展途上国とは言えなくなりました。
一方、日本は30年来物価や所得が増えず先進国とはいえる状況ではなくなりました。
所得も韓国に追いつかれて、これまで日本企業に就職する人たちが夢だった時代も終わり、給料の高いアメリカ企業などが人気になっています。ではこれから韓国人は日本人より裕福になると言えるのでしょうか。
韓国人と日本人の暮らし
韓国は日本以上に貧富の差が激しく、ソウルなどの大企業で働く人と農村部の人の収入には大きな格差があります。一方、日本も都会と農村部では収入の格差はありますが、都会で働く人の収入が増えないためにその差は縮まりつつあります。つまり全体的な所得が減っているわけです。このような状況が続くと一部の高額の給料を得られる人を除けば裕福な人も減ってきます。
韓国では、大企業に勤務する人たちは所得を増やして日本人よりも裕福な生活をする人が多くなっています。今後もこのような状況が続けば韓国と日本の裕福さが逆転するのは明らかです。
韓国人と日本人の裕福度
このように都会で働く人の裕福度は逆転しつつありますが。農業や漁業など第一次産業に従事する人はそうではありません。韓国では今まで都会と地方の所得の格差があり、なかなか改善ができません。一方日本は、これまで栽培してきた農作物や漁獲した魚などを独自のルートで販売して利益を得ている人たちがたくさんいます。これは、日本人の食へのこだわりによるもので、韓国ではそのようなことはありません。
都会と地方の格差が埋まってきているのが日本で、その差が開いているのが韓国と言えます。
このように韓国では都会が裕福になり、農民や漁民は日本の裕福さには追いつけない状況になっています。
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