2022年3月から始まった急激な円安は、同時に韓国のウォン高となり、これから韓国から日本に訪れる観光客にも影響を及ぼすことが予想されます。2022年5月6日現在日本では、コロナウイルスの影響で外国人の観光による入国を禁止しているため、現在のところは韓国人を含む外国人が観光で日本に入国することはできませんが、今後、コロナ禍が沈静化すれば、規制が緩和されて韓国人が入国できるようになると、円安が続けば韓国人観光客の日本への訪問が増加することが予想されます。
韓国人の日本への訪問者数
韓国人の日本への訪問者はコロナ禍以前では、2017年には710万人ほどで、日韓の関係が悪化しても500万人以上の韓国人が日本に訪れています。この人数は日本への外国の訪問先の国としては最も多く、それだけ日本は韓国人にとって人気の外国の訪問先と言えます。その理由としては、日本が韓国から最も近い外国である事ため旅行のコストが安く短い時間で訪問できることが有ります。
韓国人の日本での訪問目的
韓国人が日本に訪問した時の観光先としては、東京や京都など他の外国人とは変わりがありませんが、特筆するのは訪問目的が買い物目的の観光客が多いことです。買い物の内容としては化粧品、お菓子、医薬品などが全購入品の50％以上となっています。この傾向はアメリカやヨーロッパなどからの旅行者には殆ど見られず、韓国や中国、東南アジアからの観光客に見られる傾向です。
円安が続いた時の韓国人観光客への日本訪問の影響
韓国人の日本への観光の目的は欧米人の観光客と比べて買い物の比重が高いため、円安の影響は韓国人の旅行や買い物など旅行費用が軽減されることで、訪問者の人数が増加することが予想されます。
このように、円安は今まで以上に韓国人韓国客にとって安いコストで日本へ旅行が可能となり、買い物も今まで以上にできるため、さらに旅行しやすい国と言えるのではないでしょうか。同時に韓国人観光客が増えることで、日本の観光産業についても今まで以上のインバウンドの効果が得られます。
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